当社では、補聴器のみに囚われない、総合的な支援を目指して活動を行っています。
私たちの元には、日々難聴者から様々な情報が届きます。それは困りごとであったり、新しいサービスであったり、福祉の情報であったりと様々です。
法人でしか得られない情報と、当事者から届く情報、そして30年以上続けてきた各種研究を活かして、その人が今抱える課題に対して様々な視点からアプローチしていきます。
啓発活動

「難聴」という障害は他の障害に比べ、周囲の理解を得ることが非常に難しい障害です。
障害自体が「音」という目に見えないものに関わっている上、個人差や日々の体調・環境による変動が大きく、同じような話でも聞こえたり聞こえなかったりすることもあるためです。
特にこの「聞こえたり聞こえなかったり」というのが非常に厄介で、「あの時は聞こえていた」という理由で支援が得られなくなってしまうケースも少なくありません。 聴覚障害はコミュニケーションに関わる障害であり、理解を得られないことは人間関係のトラブルに直結します。
このような問題を解決していくためには、相手に「その人の障害を知ってもらう」以外に方法はありません。
私たちは難聴者自身の声を集め、難聴という障害について知っていただくために、各種媒体を用いて難聴に関わる啓発活動を行っています。小さな活動ではありますが、少しでも難聴という障害を知っていただき、難聴者が過ごしやすいと感じる社会になることを目指して活動を行っていきます。
難聴者支援

難聴者に対しての各種支援も行っております。難聴者の支援団体等と連携し、発達、就労、ご家庭への支援なども承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。難聴者支援を行っている団体、学校、企業様などからのご相談や各種協力等のご連絡もお待ちしています。
情報・コミュニケーション支援

みんなで使える音声認識システム「TeamLog」を活用し、イベントやコミュニケーションシーンでの文字起こし支援を行っています。
TeamLogは複数の方が話すシーンや、大規模なイベントや講演会、結婚式などのマイク音声が飛び交う環境など、一般的な文字起こしシステムでは文字起こしが難しい場面でも高い精度での情報支援が可能なシステムです。ぜひ一度ご活用ください。
採用事例① イベントの文字起こし
皇族の佳子様もご出席される大規模イベント「聴覚障害児を育てたお母さんや家族をたたえる会」での情報支援システムとしてご採用いただきました。

司会と壇上のマイクをそれぞれ文字起こし
採用事例② 結婚式場での文字起こし
結婚式で使用されるマイク「司会」「新郎新婦」「来賓」のタグ付けをして文字起こしを行い、難聴者の端末に表示しました。

式場のマイクシステムの音声を直接文字起こし